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カロー村 ・ タウンジー村 学習センター

2025​ / タウンジー村・カロー村・ミャンマー

ミャンマーで初めてのベニアハウスは、2013 年にエーヤワディ地域で「マナワハリ学習センター」として建設されました。農村部の衛生環境改善や教育機会の拡充、コミュニティの自立支援を目的としました。 さらに、2024 年台風 Yagi による被害の後、カラウ郡とタウングー郡では、「マナワハリ学習センター」の設計をモデルとしたベニアハウスが、2025 年にそれぞれ 1 棟ずつ建設されました。これらの建物は、災害時にも安全に利用できるよう工夫された、まったく同じ設計の学習施設です。

 

建物は洪水対策と安全性のため、高床式のコンクリート基礎の上に建てられました。ベニアハウスの骨組みが、伝統的なビルマ住宅に着想を得た竹の外壁を支え、現地でのメンテナンスのしやすさと文化的な調和を実現しています。前面のテラスは拡張し、学生が屋内外を行き来できる柔軟な空間を提供します。

 

2013 年と 2025 年の両プロジェクトでは、村の子供たちを招いてワークショップを開催しました。子供たちは小さな模型を使って、まず自分にとって心地の良い空間を考え、そのアイデアを発表することで、協力することや人に優しいデザインについて理解を深めました。 最後に全員で実物と同じ模型を組み立て、ベニアハウスの構造システムを学びました。この体験を通して、子供たちは「基本的な指導があれば誰でも建設に参加できること」、さらに「災害後の住宅やコミュニティのレジリエンス(回復力)の大切さ」について学びました。

 

部材は厚さ 16mm の合板でできており、地元の職人によって手作業で切り出されました。基礎工事後、構造体は 1 週間以内に組み立てられました。地元住民が地元の材料を使って編んだ外壁の施工と、ドアや照明器具の取り付けに 1 週間を要し、1 棟の建設期間は計 3 週間でした。

TEAM: UN-Habitat, Fukken(プレカット)

Veneer House Inc.
1-15-5 #1-103 Higashiyama, Meguro-ku, Tokyo 153-0043 Japan

© Veneer House Inc.   All rights reserved.
 

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